ゲストハウス「神奈寐」

奈良町にある古い木造住宅をカフェ付きゲストハウス(簡易宿泊所)へとコンバージョンを行った。

既存建物は、道路から2階建ての母屋→中庭+水回り→蔵という配置になっていた。

一般住宅から宿泊施設への用途変更は、建築基準法上の問題や手続きもたくさんあり、それらをクリアしながらの設計となった。

道路に面していた母屋は一階の応接室をカフェスペース、和室2室をドミトリータイプの客室とし、敷地奥にある蔵を客室とスタッフルーム及びシャワールームとした。

また、二階は一部間仕切りを変更し、和室2室の客室とした。

道路に面したカフェは、宿泊者以外も利用でき、単なるゲストハウスとしてだけでなく、地域との交流を計れるスペースとなっている。

また夜にはバースペースとなり、宿泊者同士の交流や情報交換の場所としても利用されている。

どこか懐かしい感じのあるデザインは、外国人観光客からも好評である。

設計者 plus D architect 担当:土井